
夜中にPC使っていたら、おしりの辺りに「すとん」って感触があった。
まろがきたのかな?と手を伸ばしたんだけど、もふもふしない。
振り返って見ても、そこにまろの姿はナイ。
あれ?
でもあの「すとん」は、猫がそばで座って毛づくろいする感じの、あれだ。
なんだろうなーと思いつつPCに向き直って作業してると、また「すとん」・・・?
その瞬間、
永い眠りについたフミのそばに「よいしょ」って感じで(乗りかかって)丸まったササを見た。
見たって言うか、頭にぱっと浮かんだ。
すとん。って。
途端に、またあの後悔が押し寄せる。
「ササはフミともっと一緒にいたかったんじゃないか」
「安静にさせようと2Fに移したけど、フミもササと一緒にいたかったんじゃないか」
ササが旅立ったあの日から8年。ハク、ササ、そしてはねとつぎつぎに旅立ったんだけど、
フミはその前年だから、9年。
私の環境が一新した短くはない年月なのに、記憶ってぱっと時間を飛び越えちゃうんだね。
「行ってくるね」が最後の言葉になったこと。
私が出勤した後、キャットタワーにいつものように登りたそうにして、
妹が見てくれている中旅立ったこと。
どうして休みじゃなかったんだろう。
どうしてそばについていてあげられなかったんだろう。
キャットタワーに乗せてあげられていたら。
8年前と変わらないそういう後悔も、どこからともなく現れる。
いつもは見えないけど、どこかに潜んでいるんだね。
でも、今はもう、ササはフミと一緒にいる。一緒に丸まって寝てるはず。
そう自分に言い聞かせて、自分を安心させる。
後悔は、少しは薄まってくれるけど、でもやっぱり消えないんだなぁと改めて思った。
真っ白で美しかったササ。
夜中の「すとん」はササが来たのかなぁ。
私が死んだ時、みんな迎えにきてくれるんだろうか?
通院とかいろんな嫌な思いをして、私をキライになってたりしないんだろうか?
誰かがふわりと会いに来てくれたのなら、嫌われてないのかな?
そういえば、ササ、天国ではおめめそろってるんだろうか?
なんてふと考えてしまった。