2015年12月22日

2日という時間が隔てるもの

先月急遽、帰省を決めた。
2つ理由があって、
1つは栗の腰あたりになにか塊があると連絡を受けたこと。
シロさんみたいな肉腫だったらマズイという事で、手術する事になった。

もう1つがまるちゃん。
秋になって寒くなった頃、一時あまりごはんを食べなくなった。
でも妹がa/d缶とかk/d缶を用意して、その後普通に食欲が戻ったんだけど、
お母さんがふと「まるちゃん、年内もつかなぁ」と電話で言った。

ごはんたべるようになったって(妹)が言ってたよ??って聞き返したら、
まぁお年寄りだからねぇって。
それでなんとなく不安になって、栗のこともあるし帰ろうって決めた。
でも、その後のまるちゃんは空腹時の泡を吐くけれど、
小分けにちょくちょく缶詰をよく食べているらしく、みんなで安心していた。

まるちゃんに缶詰送ろうかなーと思っていたけど、
妹が買ったって行ってたし、実家に帰ってから買いに行けばいいかな。とか思って。

栗の手術には間に合わないけど、予後もあるし。帰省は中旬。
もちろん、まろを連れての新幹線の旅。

栗はセンターからの結果で、悪い腫瘍ではなかった。
抜糸の時についていったら、院長先生が私を見てびっくりしてたよ。
いるはずのない人がいる!って。
で、説明を聞いたんだけど。

簡単に言うと、脂肪が壊死してそれが石灰化したもの、らしい。

り「栗がでぶで脂肪に血が行かなくなって壊死したんですか?」
先生「いや・・・そこまでおでぶでは・・・」

脂肪にも血管があって、それが何かの衝撃
(どこかにぶつかったとか、↑ケンカしてひっかかれたとかそういうのが元で)
を受けて血が行かなくなって壊死して起こるんだって。
脂肪にも血管がついてるって知らなかった。なるほどー。
猫に腫瘍ができると悪いものの確率が高いけど、よかったね、って。
うん。よかったよかった。


で、久しぶりの実家では、大猫部屋の5匹(今思うと5匹って少なくなったね)は
時間の流れが違うのか、いつもと変わらずに出迎えてくれます。

今回は天もキリもQP(きぬ)も私を思い出すのが早かったヾ(・∀・)ノ
うーたんは意外にも・・・私から逃げ回った( ;∀;)

あー、おなかすいた。パン食べよう。
って座った私に、お茶を淹れてくれたお母さんがあごを「ふいっ」てやった。
そっち見て、って。

その先では、まるちゃんがお昼寝をしていた。

「おー、まるちゃん。今日はかご(プラスチックのケースにお布団敷いてある)でおひるね・・・」

お昼寝じゃなかったよ。
まるちゃんは、名前の通り丸くなって、静かに眠っていたよ。

「りーが帰ってくる2日前だよ」

2日後には帰ってくるんだから、それまでは私に教えないって妹と話してたんだって。
そう言えばシロさんの時もそう。
あの時も、この2人からのメールや電話が急に途絶えたり、返事が遅くなったっけ。
ある意味わかりやすい2人。
そして、「缶詰送ろうかな・・・でもあとでいっか」
あの時にふと、送らなかった事を後悔するかも、ってちらっと脳裏に浮かんだんだよね。
そういうのって、やっぱりあたるんだ。
酔い止め薬が妙に目について、買っておいたら今回飲んで役にたったのと同じように。
ああ。やっぱり送ればよかった。

でもさ。うそでしょう?
まるちゃん。
ちょこちょこごはんを食べていたけれど、旅立つ前のササのように細くなった体。
今までのみんなもそうだったけど、
生きている時はもうちょっとふっくらしているように見えるのに、
死んでしまうと急にその細さが際立って見える。

2日。
たった2日の差で、生きているまるちゃんに会えなかった。
まるちゃん、2日だよ。あと2日待ってくれたら、私帰ってきたのに。
どうしても待てなかったの?まるちゃんに会うために帰ってきたんだよ。

お母さんと妹のメモには、
母「まるちゃんがあんまり缶詰たべないよ」

妹「違う缶詰があるよ。同じ缶詰だと嫌な時があるみたいだよ」
そんなやり取りが書いてあった。
亡くなる前日、
まるちゃんは2Fのりゅう部屋にひょこひょこ階段上ってやってきたって
帰宅した妹に聞いた。
全然、旅立つ気配なんてなく、ごはんもちゃんと食べてたんだよ、って。

半ノラだったまるちゃん。
大人になってからうちに来たから正確な年齢はわからないけど、
ゆずみたいに老衰なんだろうね。
苦しそうな様子もなかったそう。
その姿に会うことは会えたけど、
でも、「なー」って見上げて鳴くまるちゃんに会いたかったなぁ。
今でも頭に浮かぶのは、
何か言いたげにちょっと口をあけて見上げるまるちゃんなんだよ。


家の事もいろいろあって、月が変わってから西の地に戻った。


今日まろにあげた缶詰がね、よくみたら15歳以上のやつだったよ。
まるちゃんに送ってあげようって、前に買っておいたやつだった。
夫ちゃん、見ないで昨日この缶詰開けたんだな。

あっという間に過ぎてしまう2日。
普段の「2日」は気にも留めない短い流れなのに、
私とまるちゃんをこんなにも遠くに隔ててしまった。
たった2日、なのにね。
お花に囲まれて、先にいったみんなと眠るまるちゃん。
旅立つ前に、会いたかったなぁ。間に合ってほしかったよ。
posted by りゅう at 17:24| Comment(0) | ◆お年寄り猫たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

ゆずの旅立ち

我が家の長老、23歳のゆずが昨夜旅立った。

050909a.jpg
ここ数日、うろうろしたり鳴いたりするのは、
いつもと変わらないようだったけど・・・
なんとなく顔つきが違って見えたのはやっぱり、このためだったのかな。
急に老けた?って感じがしたんだよね。

食欲もおちていたんだけど、それでも気が向けば食べていた。
お母さんがサイエンスダイエットのシニアの缶詰を買ってきて、
食べるかな?と差し出したら、もぐもぐしっかり食べてた。

その後、洗面所の修理をしていたお母さんと私の所にゆずが来たんだけど、

り:「見て見てお母さん、ゆずの顔𕾷」
母:「なに」
り:「ほら、缶詰だらけ𕾷」
(がつがつ食べたらしく、口も鼻も缶詰ついてる)
母:「笑ってないで拭いてやるんだよむかっ(怒り)

そんなやり取りが27日の夜、旅立つ前日のことだ。

さすがによぼよぼで、ホネと皮状態だったものの、
ゆっくり散歩をしたりごはんを食べたり、23歳という年齢にしたらすごいと思う。
ゆずのカラダ的にはもう限界で、毛も生えてこない部分が多くなっていたけど、
やっぱり「ごはんを自力で食べられる」っていうのが基本なんだろうね。
ゆずは今のカラダを目一杯、しっかりしっかり使い切って旅立った、
そんな気がする。続きを読む
posted by りゅう at 11:09| ◆お年寄り猫たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月25日

ゆずとオムツ

早朝から遠いヤマガタにお花見に出かけた母からの置手紙。

「ゆずのおむつを替えてあげてね。電話の横にあります」

・・・え!?

和室に入ると早速「おなかすいた。ごはんは?」のゆずと天。
ゆっちゃん、ちょっと待って。おむつって・・・
歴代の介護を振り返っても、おむつなんて替えたことも見たこともないよたらーっ(汗)
ごはんを食べ終えたにもかかわらず、うろうろするゆずを捕まえ、
これどーやって外すの?とテープをごそごそ。
あ、取れた。
ちゃんとシッコが吸収されている。すごいなぁ。
と、感心。

でも、おむつってこれ、どっち向き?どうやってはかせるの?

100425b.jpg
さっきまでつけていたおむつを目の前に、
こっち向きかー。あ、ここにしっぽを通すのね?と観察をするりゅう。

まだ「ごはんーごはんー」とわめくゆずを捕まえておむつを・・・
ゆっちゃん。しっぽ長いからしっぽ通すの大変だよ;
動くなーたらーっ(汗)逃げるなーあせあせ(飛び散る汗)
世の中の母親は、こんなタイヘンな思いをしてオムツ替えをしてるのかたらーっ(汗)

ひらめき
ごはんちょっとあげてる隙に、おむつテープを止めればいいのか!

そんなこんなで、初のおむつ替えに成功。
はぁ・・・疲れた。
100425a.jpg
食い意地の張ってる天が、すかさずやってきます。
(でもちょっとやせたよ!)
23才にもなるお年寄りだと、ほんのちょっとの段差も厳しくて、
(低めの猫トイレを買ったんだけど)中に入るのが大変で床でしちゃうのかなぁ。
そんな風に思っていたのだけど。

2Fのりゅう部屋の3匹にごはんを持っていこうと階段を上る。
とん。とん。とん。と後を追う足音。
天かな?
と振り返ったら、ゆずが階段を上ってきていました。

振り向いた私に「えへっかわいい」とゆず。

よたよた歩くくせに、しっかり階段のぼれるんだ、すごいなぁ。
すごいなぁ・・・すごいけど・・・じゃあトイレは???
ま、がっつり食べてちゃんとトイレして、運動もできるなら文句ないけどさ。


**おしらせ**

gooのフリメが超改悪されて、メール表示できないとか届かないとか・・・
なので、exciteのフリメに変更しております。
なにかありましたら、mail.goo.ne.jp→excite.co.jpに変更してご利用ください。
posted by りゅう at 11:48| ◆お年寄り猫たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

お年寄りごはん

我が家の長老、黒猫ゆず。もう23才だっけ?
年齢を忘れるほど、若い者に負けずにぎゃーぎゃー大騒ぎ𕾴
眼球にシミのような模様は出てきてるけど、目もまだ見えてる。
さすがに、触ると肉付きあまりないし骨っぽいし、
後ろ足の力が弱くなってきたなぁと思うけど、それでも気力は十分。
「ごはんは?ごはんは?それくださいよ」と、
上を見上げてぎゃーぎゃー騒ぎながらよたよた歩いて、がつがつ食べて。
元気だなぁと感心する。

生前のカナやリナがお母さんと公園を散歩していたように、
ゆずを公園に連れて行っているときいて、びっくりした。

ゆずはエライんだよー。
ゆっちゃん、そっちは違うよ、って言うと
ゆっくりゆっくり、離れていてもちゃんと追いかけて戻るんだよ。
お母さんも、ゆずの後ろ足の衰えを気にしてたから、歩行訓練もかねての散歩らしいけど。
すごいなぁ。
ちゃんと歩けるのも、声が聞こえているのも、ヒトの言葉を理解しているのも。続きを読む
posted by りゅう at 13:42| ◆お年寄り猫たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

迎え盆でみんなと一緒に

「お盆にいくのは、本当の仏様になるんだよ」とお母さんが言った。

みんなが帰ってきた迎え盆である13日に、カナが永眠。

歯肉炎でずっとがんばっていたけれど、ステロイド注射の間隔も短くなり、
打っても持ちが悪くなったなぁって思っていたんだよね。
そしてホネと皮の体格。
最後の頃は、痛みで口が開かないのか、
強制給仕しようとしてもかなり抵抗して、ごはんを食べられなかったカナ。

輸液をするだけではもうどうしようもないってわかってる。
もうお別れが近づいてるのもわかってる。
だから、何もしてあげられない。

輸液をして元気になるなら、注射をして元気になるなら。
そう思ってきたけれど、もうそれにも限りがあって。
おなかがすいてるのはわかってるけど、でもどうにもしてあげられない。

今でも手に傷があるんだけど、
そんなに抵抗するくらい痛みがひどいのに強制給仕をするのはどうなんだろうって。
でももうそんなに命が持たないのも、現実としてわかってる。
それなら、もうそこまでして食べさせることはないかな。
そうすると、死ぬのを待つしかできない感じで、本当に切ないんだけど。

そんな葛藤をかかえながら、でももう食べさせる事もできず。
そんな数日を過ごした。
12日の夜は、まだカナは動き回っていた。
死んでしまう前日に、姉妹猫であるリナがそうだったように、
同じような声で鳴きながら、ゆっくり歩いているのがわかった。
あれだけ、立て続けに闘病とお別れを繰り返したせいか、なんとなくわかる。
ああ、お別れがくるんだなぁって。
その声を聞きながら、眠りに着いた。
それが、最後にきいたカナの声。

翌日の朝は、もうカナは横倒れになっていて、瞳孔が開いていた。
それでも、内臓が悪いわけではないので、心音は少し早いけど規則正しい。
お母さんも、不整脈は出てないんだよって言ってたし。
帰宅したあとも、状態は同じ。
息もしてるし心臓も動いているけど、瞳孔はほとんどひらいてる。
それでも、ゆずや大声のなるの声がきこえると、その瞳の大きさが変わるから、
ちゃんと聞こえてるのかな?

カナは1日かけて、体から少しずつ体温がさがっていった。
1日で全然違うんだね。

夕方頃から、時々体のいろんなところで、ぴく、ぴくとケイレンが起きる。
何かの準備なのかな・・・
それとも、迎え盆で帰ってきたみんなのところに行こうとしてるのかな?
フシギなんだけど、まるで歩いているかのように、順番に手足が動いてたり。
イシキはもうほとんどなくて、夢の中でお散歩してるんじゃないだろうか?

心音を聞いてあと1日は持つかな?と。
眠る前にもう一度様子を見てみようと、14日の0時に1Fに降りていく。

私が2Fに行った時と同じように、お母さんがカナの手をにぎったまま寝てる。
(TVつけっ放し・・・)
暗闇でも、なんとなくわかった。
(眠ってたけど)お母さんと手をつないだまま、カナはもうすでに旅立っていた。

お母さん、カナ死んじゃってる。
そういうと、全然わからなかったって飛び起きたけど。
そっか、じゃあリナのように静かに静かに旅立てたんだね。
はねのように苦しむことなく。
でも、おなかはすいてただろうなぁ。

ごめんね。おなかをすかせたまま死なせてしまった。
もっと、いろいろできることはあったかもしれない。
違う治療もあったかもしれない。
でも、私たちができる、精一杯のことをしたつもりなんだ。
20年、しあわせだって思ってくれたらいいんだけどなぁ。

ごはんが食べられなくて死んじゃうのはやだね。
こうならないように、他のは歯磨きさせなくちゃって、お母さんがめずらしく言った。

口の中を見てみたけれど、口内炎はなくて、歯が変形しているくらいかな?
口内は意外なほどキレイだった。

年寄り組はゆずしかいなくなっちゃって、さみしくなるね。
でも、もう歯がイタイのもおなかすくこともないからね、
みんなで一緒に、ゆっくりのんびり天国でお散歩して待っててね。
今までがんばってくれて、ありがとう、カナ。
posted by りゅう at 20:35| ◆お年寄り猫たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする