2008年01月25日

埋葬を終えて

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ハクは成とまったく同じ、22日に旅立ち、24日に埋葬した。
前日の23日はいきなり雪が降ってて、お墓作れるんだろうか・・・と不安だったけど、
でも次の妹のお休み(28日)までおいておくわけにはいかない。
いくらなんでも、ハクの体が疲れちゃうだろう。
何が何でも24日にお墓を作ろう!

その決意の成果かハクが見計らってくれたのか。
24日の朝は雨もやみ、ちょっと寒い位のまぁまぁなお天気。
土もびしょびしょになってるわけじゃない。
ぬれた土の中にハクを寝かせるのは、やっぱり何かためらいがあるもんね。
午後1時には姉妹そろって出かける予約を入れてしまっていたので、
2時間以内にお墓を作り終えなくては!と意気込んでいたんだけど、
たぬきの埋葬の記録よりも早く、1時間もしないうちにお墓が完成してしまった。
土がフミやたぬきの時と違って、やわらかかったの。
そういえば、妹がお墓予定地をどこにしようかと見ていたときに、
この(お墓として掘った)場所が、なんか違う色に見えたんだって。

お天気もまずまず。いつのまにか暖かい光。お墓作成も新記録。
みんなみんな、きっとハクが調整してくれたんだよーといいながら、
買ってきたお花と一緒にハクを埋葬した。
(午後出かける時にはすごい強風だったし)
お墓におちついたハクは、ハクだけじゃないけど、ほっとしたように思える。
埋葬まで終えたことで、私たちだけじゃなくハク本人も、ほっとできたのかな。

ハクの場合は、あとどの位生きられるんだろう?
春にはハク、いないかな・・・
来月はハク、どうだろう・・・
今月までもつかな・・・
1週間後、ハクはいるんだろうか?とか、そんなことをずっと考えていた。
その次の日に死んでしまうとは思ってなかったけど、
でも、リンパ腫に限らず、病気っていうのは「いつ」がいつ起こるかわからない。
だからフミのように「きっとこれから良くなるね!」の最中とか、
たぬきのように「カゼだと思っていたのに・・・」の敗血症による突然死だと、
その期待の反動が大きすぎて、ショックから立ち直るのも厳しい。

ハクの場合は期待ももっていたけど、それ以上につらそうで。
だって、ハクの場合はもう抗がん剤の耐性ができてしまったから、
かなり大きくなってしまった腫瘍に対して何もできなかったからね。

人間で言ったらあの大きさの腫瘍をかかえて、腹水もちょっとたまって、
どんなにどんなにつらいだろう?

抗がん剤が効かなくなったっていうのはね、結構精神的にもキツイです。
それでもハクは文句言わないで、がんばってくれた。
私たちもできることとしてきた。(と思う)
だから、妹と言ってたんだけど、
寂しいのはもちろんなのだけど、ほっとした気持ちが今まで以上にある。
やっとハクのつらい状態がなくなったんだね。って。
一緒に生きていたい気持ちと同時に、それ以上にハクの平穏にほっとする。
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またハクの左腕に、猫屋敷に帰ってくる目印の「私の髪」を結んで。
(今回は妹も)
ゆっくり休んでね。ハク。
心残りなのは、
ハクにお刺身を食べさせてあげたいと思ってたのに、それが叶わなかったこと。
いいほたてのお刺身がなかった・・・と、妹も心残り。

埋葬するまでのハクは、今までと同じような姿で眠っていた。
だからまた、思った。
その姿はそこにあるのに、そっか、もう君はいないのか。
ハクの命はそこにないのか。って。
でもね、命とか魂はその体にはないけれど、
でもいつだって、私たちのそばにある。そんな気がした。
泣いたけどね。
最近猫さんとお別れした人も、以前お別れした人も、みんな気持ちは一緒だと思う。

短い一生だったとしても、短すぎるって泣くよりも、
その短い、かけがえのない時間をうちで、一緒に過ごしてくれてありがとう☆
その短いキレイな時間を一緒に過ごせてよかった☆
そう、思ってほしいなと、思う。
病気を持ってても、私はハクたちと暮らせてホントによかった。
その一生を、大変なこともあったけど、一緒に過ごしてくれてうれしかった。
泣いちゃうのは同じだけど、悲しむより、がんばった猫たちに感謝を贈ってあげよう!
posted by りゅう at 11:50| ◆ リンパ腫の治療(ハク:FeLV) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

旅立ちは5年前の成と一緒に

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今日は昨日に比べて、少し体温が低いかな?と思った。
治療をどうするか決めるためにも、状態を院長先生に見てもらうために病院に行く準備。
いつものカゴに布団でくるまれたハクは、キレイな目をまん丸にして「くぅー」とないた。

思えばそれは、
「りゅうは来ないの?シゴトに行っちゃうの?お別れなの?」
それを伝えていたのかもしれない。
「早く帰ってこられたら、まだ家にいるからね」
まん丸なキレイなハクの目。写真に撮っておけばよかったな、とその時も今も思う。

輸液をしてもらって帰ってきたハクは、その後11:40頃、静かに旅立った。

呼吸が荒いのは、ごはんを食べていなくて貧血でなることも考えられるので、
吐かない程度に食べさせて、と院長先生からの言葉があったので、
a/d缶を口の中に入れてみたんだけど、昨日までと違って、全然飲み込まない。
ほっぺたの内側に入れたまま、ハクはベッドの下で休もうとする。
さっき病院でちょっと食べたからいいのかな?と妹が言うので、ひとまずハクを休ませて後でね。

シゴトに行く前にハクに会おうと、いつもいた和室(現在のお母さんの部屋)のベッドの下。
覗き込むと、なんだかちょっと雰囲気が違う気がして、
ハクの足を動かすと、まるで手ごたえがなく、妹を大声で呼んであわててぐいっとひっぱりだす。

おなかに耳をつけると、「きゅる」と一度だけ、おなかの動いてる音がした。
それだけ。
あんなに早かった心音も呼吸の音も聞こえない。
目はまだ澄んでいるのに、耳には血流もあるのに、
ハクはたったいま、その命の限りを終えたんだね。
呼べば還ってくるかも、マッサージしたら心臓動き出すかもとも思ったけど、
でも十分に十分にがんばったハクに、静かな祝福の眠りをあげたいと、思った。

今日は成の命日。
5年前、我が家は初めてリンパ腫と対面し、
でもその頃は何も治療ができなくて、ただごはんを食べさせるのに必死だった。
その大切な成が旅立った日。

そっかぁ。成は「なる」として生まれ変わってきたけど、
きっと以前の成の魂は存在していて、メイやリナやフミ、たぬきと一緒に迎えにきたんだね。
もしかしたら、ハクは22日に旅立つのかな?と、思ったこともある。
でも、前回記事を書いた夜、ハクは自分からちょっと缶詰を食べたから・・・
まだ一緒にいけると思ったんだけど。

でも、約10ヶ月、たびたびのリンパ腫転移を起こしながらも、こんなにがんばってくれた。
最後はフミのように苦しい痙攣もなく、
リナや犬君のように、ふと魂が抜けたかのような旅立ちだった。

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ありがと、ハク。
2日前に、私も妹もその呼吸で死を覚悟して、たくさん泣いた。
でもそこから2日、ハクはちょっとごはんを食べて、時間を作ってくれたんだね。
ありがと、ハク。
がんばってくれて、今まで一緒に生きてくれて。
そしてこれからは、天国組のみんなと一緒に、うちのみんなを守ってね。
ホントにホントに、ありがとう。おつかれさま。
ハクはパニック症で私とケンカしてた時期もあったけど、全部ひっくるめて、大切な時間でした。
ありがとう☆

そして、今までたくさんの応援と救援物資を送ってくれたみなさん。
ハクは最期まで一生懸命がんばってくれました。
これも、みんなのおかげです。
最後の頃はもうお金がなくて、全然お礼もなにも送れなかったので申し訳なかったのだけど、
これから、少しずつ御礼ができたらなって思っています。

ハクもみんなも、そしてうちのみんなも、たくさんたくさん、ありがとう。
posted by りゅう at 13:26| Comment(21) | ◆ リンパ腫の治療(ハク:FeLV) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月20日

治療をやめる時

今日、ハクについていてずっと考えていたんだけど。
ロイナーゼもハクの腫瘍には、あまり劇的な効果がないような感じ。
トイレはがんばって自力で行くけど、それ以外はあごを枕に乗せて休んだまま。
鼻の呼吸も、それほどラクにはなってない。
おなかの腫瘍は、その大きさがはっきりわかる位。
これじゃあ、苦しいはずだよね・・・。

こういう呼吸って、よくない状態なの知ってる。
目のフチに瞬膜が出てくるのもね、経験的に良くないって知ってるんだ。
だからこそ、ちゃんと考えなくちゃいけない。

院長先生も言ってたし「ペットががんになった時」って本にもあるけど、
抗がん剤の治療を続けるかどうかは、
「治療をしてその動物の状態がよくなる」>「体力や免疫力などのリスク」なんだよね。
効果がさほど上がらないなら、治療を続けるのはどうだろうって事。
ハクの今の状態をみると、どうしても考えちゃうよね。
治療をやめれば、あとはやがて来る時を待つだけになる。
でも治療を続けたとしても、ハクの体の負担を考えたら、同じかもしれない。
お母さんは、私と同じ考えだった。
私や妹がハクと1年近くがんばってるのを見てるから、口をはさまなかったらしいけど。
「人間だったらもういい、っていってるよね。ハクはえらいね」って。
呼吸や様子をみればわかるから、
点滴とかして治るものだったら続ける意味があるけど、
この前点滴して帰ってきた後でも、呼吸の苦しそうな様子はかわらなかったから・・・って。
あとは妹の意見をきいてみて、決めるけどね。

できることには限りがある。
ここまで、って境界線をひいたら、それはあきらめって取られちゃうかな?
でも、あきらめたわけじゃないんだよ。
あきらめたわけじゃないし、治してあげたいし、長く生きてほしいけど、
「ハクの生き方」を考えたら、よくがんばったねって。
だから、次の診察で治療をやめるかもしれない。

私も妹もお母さんも泣いた。あきらめちゃうような気がして。
でも、ハクの今の状態を見たら、治療はもうあまりイミがない。
posted by りゅう at 18:59| ◆ リンパ腫の治療(ハク:FeLV) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月19日

またまた強制給仕

16日はロイナーゼを点滴で入れた後、ホットカーペットでごろりと横になったハク。
抗がん剤が体を巡回してるから、
この状態でムリにごはん食べさせたら余計つらいだろうと思って、その日は強制ナシ。
17日は私がおやすみの日なので、
2~3時間おきにちょっとずつごはんをあげることにした。

a/d缶にペットチニックを入れてミネカライトとタヒボ。
体を冷やさないように、軽量カップに缶詰を入れてお湯を入れたボウルで保温。
やっぱりのど越しがいい柔らかごはんも、冷たいと食べる気がしないみたい。
暖めたa/d缶を指先にとって差し出してみたら、ハクがぺろっとなめた。
ちょっと食べる気出てきたのね☆
でも、あいかわらずおなかが押されているせいか、ちょっと食べて×。
吐かない程度に・・・と、残りは強制で口にぽいぽい入れてみる。
ハクはメイやフミと違って、断固拒否!ってことはしないから、ラク・・・。
それでも「もうここまでです」ってところになると、顔を背けるからね。
そこまで、その手前位で「じゃあ、またおなかががんばって消化した頃食べようね!」と。

驚いたのは、その次の回のごはんを持っていった時。
ハクがもぐりこんでいる布団の位置が違うな?と思ったら、
自力でちょっと遠い猫トイレに歩いていって、シッコとうんPをしていたらしい。
ちょっと軟便っぽいけど、ちゃんとトイレに入ってる。

えらいね。ハク、自分でがんばって歩いていったのね。
ほんとに、えらいなぁって思う。
一緒に生きようよって、まだまだがんばれるよって、その気持ちは一緒だよね。
強制給仕の1日のカロリーはたりてないけど、
ハクのおなかは腫瘍の圧迫があるので、
量は少なくてもまず、ペットチニックの鉄分でヘモグロビン達にがんばってもらおう。
酸素と栄養を体に巡回させて、すこしずつ上向きをめざしてがんばろう☆
ロイナーゼで少し腫瘍が抑えられたら、ごはんがもう少し食べられるようになるだろう。
ごはんがもう少し食べられるようになれば、それだけ元気も出てくるだろう。
そうしたら、もっと食べられるようになって、元気になって。
いい流れの輪に乗っていけるような気がするね、ハク。
ハクはできる分だけ、すごいがんばりを見せてくれる。

今朝は妹が強制給仕してたけど、本人も言ってたけどちょっと下手・・・。
「ほっぺたの内側につけるように、缶詰いれるといいんだよ」というと、
「ヘタだけど、ハクぼんが上手だからオッケ!」だって。
いろんなイミで、ハクはがんばってえらいなぁ。
posted by りゅう at 13:31| ◆ リンパ腫の治療(ハク:FeLV) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月16日

もし動けなくなっても

ハクの調子がよくないので、朝イチで妹が病院に連れて行った。
おなかが圧迫されてるのが原因だと思うけど呼吸もちょっと早めだし、
鼻で息を吸うのも、他のみんなとは何か違って苦しそうな感じ。
先月飲ませた強力な抗がん剤は、ハクには劇的な効果は見られなかった。

病院でのハクは、診察台に乗るともううつむいた感じになってしまって、
足の筋肉もずいぶん落ちてるね、と院長先生にも言われたそう。
カルテを見て、ハクには使っていなかった「ロイナーゼ」を点滴でいれることになった。
ロイナーゼは確か、マイルドな抗がん剤。
効果が微妙になってしまったビンクリスチンとかは、今のハクの体にはきついんだろうね。

夕方、急いで途中下車した私を拾って、妹と一緒にハクのお迎え。
血液検査では、食べていないせいもあるけど、貧血がちょっと進んでいた。
まだ耳とか歯茎を見る感じではそんなに酷くなっていないので、
これは「ペットチニック(液状の鉄剤)」をハクにあげることで、改善できるようにがんばる。

もうひとつ。
血液検査で見ている項目があるんだけど、その数値が少し高いまま。
これは、高いままだと血液が固まりにくい状態、を表しているそうで、
この状態が長く続いている=状態があまりよくない、と見るんだって。

院長先生からのプレゼントで、処方食を1袋いただいた。ありがたい☆
消費期限が1月末なんだけど、ハクちゃんの「食べるきっかけ」になるかもしれないし、
他のみんなにあげてもいいし、って。
いろんなひとに応援してもらってるね、支えてもらってるね。ありがたいね。

ハクを布団に包んで、のぞきこむ。

あのね、もし動けなくなっても大丈夫だからね。
私も妹も、リナとか犬君が寝たきりになっちゃった時にお世話ちゃんとできたから、
もしハクが動けなくても、それはそれで快適に過ごせるように工夫するからね。
動けなくなっても、怖いことないよ。大丈夫だよ。
マッサージしたり足を動かして、筋肉ちょっとでも鍛えようね。
ハクの目はあいかわらず、キレイなグリーンだね。
posted by りゅう at 23:59| ◆ リンパ腫の治療(ハク:FeLV) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする